どうも、トミー・ウッズです。
プロジェクト管理では問題・リスク管理が重要ですよね。
でも、プロジェクトメンバーに聞いても、だれも何も言わないことのほうが多いと感じます。
週末の進捗会議でのひとこま(問題点・リスク聞けず)
PM(私):「では進捗会議を始めます。Aさんから進捗を教えてください。
(中略)
最後に、問題点、リスクなどはありませんか?」
メンバー:「・・・・・(だれも返事しない)」
こんなやりとりが続いていました。なぜか、誰も答えてくれないんですよね。
ですので、ある日、聞き方を変えてみました。
後日の進捗会議(問題点、リスク聞けた!)
PM(私):「では進捗会議を始めます。Aさんから進捗を教えてください。
(中略)
最後に、困っていること、心配事などはありませんか?」
メンバーAさん:「このプロジェクトは共通メソッドが少なくて困っています。」
メンバーBさん:「ソースを調査しているのですが、調査対象が多すぎて時間がかかっています。」
メンバーCさん:「外注さんから上がってきたソースが規約に沿っていませんでした。」
みんな今までため込んでいたことを話してくれました。
ポイント
・「困っていること、心配事」という個人に不利益があることを聞く
考察
考察してみるのですが、「問題点・リスク」を聞かれたときは、発言者が解決させられると思って、身構えるのではないでしょうか?
一方、「困っていること、心配事」を聞かれると、自身に不利益が生じている場合に、解決してもらいたいから話すという気持ちになるのではないでしょうか?このときの心理は「自分で解決」ではなく「誰かに解決してもらいたい」なのだろうと思います。もしくは、「誰が解決するか」という考えに至っていないのかもしれません。
これは私自身が試した体験談なのですが、かなりの確率で問題点・リスクを話してくれます。
みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか?
最後に
プロジェクトメンバーから問題・リスクをいち早く拾い上げるのって、なかなか大変ですよね。たいてい、問題が大きくなってから発覚します。メンバーが心配と感じた時点で、拾い上げれるといいですよね。
PMのみなさんの参考になれば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では~